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滋賀県湖南市の夏見城遺跡で見つかった真ちゅう製の毛抜き=同県文化財保護協会提供
滋賀県文化財保護協会は10日、同県湖南市の夏見城遺跡で、室町時代後期(16世紀ごろ)の真ちゅう製の毛抜きが見つかったと発表した。同時代の真ちゅう製品出土は全国初といい、鶴や水草の模様が鮮やかに描かれていた。真ちゅう製品は17世紀ごろ中国から伝わったとされており、同協会は「真ちゅうが伝わった時期を研究するうえで貴重な資料」としている。
今年4月から調査し、毛抜きは、城主に近い親族らの館を区画する溝から出土した。長さ8センチ、重さ約15グラムで、左右の表面には、鶴が翼を広げた姿と、武将に好まれた「勝ち草」と呼ばれる水草が彫られている。同じ溝で確認された茶道具などから時代を特定。女性の化粧や武士がまげを整えるのに使われたらしい。【蒔田備憲】
▽京都国立博物館の久保智康・工芸室長の話 室町時代の伝世品や城館遺跡出土品でこのような繊細な模様の毛抜きはなく、持ち主は生活用品の造形に対する感性が高かったのだろう。真ちゅう製品として非常に早い事例でもあり、日本中世の金工技術を知る上で重要な発見だ。
msnニュースより引用
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